この記事は、普通免許しか持っていなくて「タクシーは二種免許がないと応募できない」と思っている方向けです。先に結論を書きます。東京の大手・中堅は普通免許で応募でき、二種免許は入社してから会社のお金で取ります。日本交通なら最短 9 日、大和自動車交通なら約 10 日。受けられる条件は 2022 年 5 月の法改正で 19 歳以上・普通免許 1 年以上まで下がり、2024 年 2 月末には東京の地理試験もなくなりました。 数字は 2026 年 9 月時点で編集部が募集要項と警察庁・東京タクシーセンターの資料を開いて確かめたものです。
応募に要るのは普通免許だけ。日本交通は 19 歳以上・1 年以上
| 会社 | 免許の条件 | 年齢 | 二種のお金 |
|---|---|---|---|
| 日本交通 | 普通 1 種免許 取得 1 年以上(AT 限定でも可) | 19 歳以上 | 会社が全額負担 |
| 大和自動車交通 | 普通自動車免許(二種は入社後に取る) | 書かれていない | 研修費を全額会社が負担 |
もとの受験資格は 21 歳以上・普通免許 3 年以上でした。2022 年 5 月 13 日に施行された改正道路交通法で、受験資格特例教習を終えれば 19 歳以上・1 年以上でも受けられるようになりました。日本交通の「19 歳以上」はこの特例を使う前提です。条件は下がった。ただし教習は増える。年齢の特例なら 7 時限以上、経験年数の特例なら 29 時限以上の教習が上に乗ります。
入社から乗務までは最短 25 日。二種の教習は 9〜10 日
- 入社。この時点ではまだ乗れません。
- 会社が決めた教習所で二種免許を取る。日本交通は最短 9 日、大和自動車交通は約 10 日。合宿か通いかは会社で違う。
- 東京タクシーセンターの講習と試験を受け、運転者証をもらう。東京 23 区と武蔵野市・三鷹市(特別区・武三地区)で乗るのに要るもので、講習は 3 日間。
- 社内の研修と同乗研修のあとに一人で乗務。大和自動車交通は「研修スタートから最短 25 日」と書いています。
研修のあいだの収入も見るところです。日本交通は配属前の研修のあいだに日給 1 万円と交通費を出すと書いています。無給ではない。給与保証をいつから数えるか、入社日か乗りはじめた日かで、最初の月の手取りが変わります。
地理試験は 2024 年 2 月 29 日に廃止。いまの試験は法令・安全・接遇の 45 問
2024 年 2 月 29 日まで、東京タクシーセンターの試験には地理の科目がありました。新宿駅から東京駅までの道、おもな通りの名前、交差点。ここで足が止まる人がいた。タクシー業務適正化特別措置法の施行規則が変わり、試験は「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」になりました。法令・安全・接遇の 45 問で、36 問以上あたれば合格。合格証は 2 年のあいだ使えます。
試験がなくなっても、土地勘の差はなくなりません。差は乗りはじめたあとに出ます。稼げる場所と時間を知らずにはじめた人と、知ってはじめた人。当サイトが東京都内の路上情報 2 万件以上を約 1 年分集めて数えた理由はここにあります。稼げる場所と時間は決まっているで集めた数字を、給与保証の仕組みで起算日と条件の見方を読んでください。



