この記事は、自分の年齢でタクシーに移ると今の仕事と比べてどうなるかを知りたい、20 代から 60 代までの未経験の方向けです。先に結論を書きます。タクシーは年齢で賃金表が変わらない歩合制なので、20〜34 歳では同年代の全産業より高く、35〜59 歳では下回り、65 歳以上で再び上回ります。転職支援サービスの受付も年齢で決まっていて、50 代からは年齢上限のないサービスを選ぶのがいい。 数字は 2026 年 9 月時点で編集部が全国ハイヤー・タクシー連合会のまとめた令和 7 年の統計を開いて確かめたものです。
20 代・30 代前半。同年代の平均より高く、20〜24 歳では 120 万円以上の差
20〜24 歳で 483 万円(全産業 361 万円)、25〜29 歳で 483 万円(448 万円)、30〜34 歳で 518 万円(507 万円)。おもな産業と比べても、20 代前半で年間推計額が 400 万円を超えているのはタクシーだけでした。 若いほど有利。東京ハイヤー・タクシー協会の資料では、東京の法人タクシーが新卒採用を進めた結果、法人タクシー乗務員の平均年齢は 2016 年度の 58.6 歳をピークに下がり、2025 年度で 55.5 歳です。
30 代後半から 50 代。全産業の年功カーブに置いていかれる
35〜39 歳で差がマイナスに転じ(492 万円と 557 万円)、55〜59 歳で最大の −160 万円(481 万円と 641 万円)。 これは「タクシーの賃金が下がる」のではなく「ほかの産業が年功で上がる」ことで開く差です。今の年収が全産業の平均より低い方には、この差はあてはまりません。宿泊・飲食業、社会福祉・介護業と比べると、タクシーの方が多くの年代で上でした。 比べる相手は平均ではない。今の自分の給与明細です。東京 23 区で走る大手の給与保証は 1 年目で 400 万円台なので、そこが最低ラインの目安になります。
60 代以降。定年再雇用の落ち込みがなく、65 歳以上で再び上回る
60〜64 歳で 440 万円(全産業 506 万円)、65〜69 歳で 379 万円(402 万円)、70 歳以上で 348 万円(353 万円)。歩合制には定年による賃金カーブの切れ目がなく、65 歳以上ではタクシーの方が高くなります。 統計をまとめた連合会自身が「高齢になっても賃金が低下しづらい特徴がある」と書いています。東京タクシーセンターに登録する運転者の平均年齢が 50 代後半なのは、この形の結果です。
年齢で変わるのは賃金だけではない。求人サイト・支援サービスの受付は 6 段階に分かれる
ドライバー専門の求人サイトや転職支援サービスは、職業安定法で求職者からの手数料が原則禁じられているため無料で使えますが、年齢で受付の条件が決まっています。2026 年 9 月時点で当サイトが確かめた 7 社では、18〜49 歳(未経験は 39 歳まで)、18〜56 歳、20〜59 歳、21〜65 歳、20 代〜60 代、そして 18 歳または 21 歳以上で上限なしが 2 社という分かれ方でした。 40 代までなら選べる。50 代前半は 6 社が対象で、57 歳で 5 社、60 歳で 4 社、66 歳からは 3 社に絞られます。 年齢と住んでいる県を入れると使えるサービスが出る適合チェックを 30 秒で試し、条件の並びは7 社の比較で見てください。20 代でこの仕事を選ぶ意味は応募に学歴の欄はないで扱っています。
体力面。年齢が上がるほど隔勤か日勤かの選択が効く
年齢が上がるほど「1 乗務 18 時間」の隔勤は負荷になります。連合会の資料は、高齢層の賃金がやや下がる背景に「売上が高い隔日勤務や深夜勤務から日勤への移行」を挙げています。大和自動車交通は昼間・夜間勤務(1 日 8 時間・週 5 回)を募集要項に載せていて、日勤中心を最初から選ぶのは合理的な判断です。 隔勤の中身は隔日勤務(隔勤)とはで、年収の全体像は東京のタクシー運転手の年収で確かめてください。



