この記事は、東京でタクシードライバーへの転職を考えていて「年間を通して安定して稼げるのか」を知りたい未経験の方向けです。先に結論を書きます。抜けているのは 12 月だけです。1 日あたり 31.9 件で最多でした。2 位の 3 月に 7.7 件の差をつけ、ほかの月は差が小さい。少ない月は 5・6・2・11 月がほぼ横並びです。12 月に伸びるのは中央区や浅草といった繁華街でした。 数字は編集部が東京都内の路上情報を約 1 年分集計したもので、2026 年 10 月時点の値です。集計の方法と限界はデータについてに書いています。
1 日あたりに直すと、12 月だけが抜ける
月ごとの件数をそのまま比べると、日数の違いで歪みます。2 月は 28 日。そこで 1 日あたりに直しました。集計期間の端に当たる 2025 年 8 月と 2026 年 9 月は日数が揃わないので、比較から外しています。新宿駅や東京駅といったエリアに分けず、都内全体を合わせた数字です。
| 月 | 1 日あたりの需要の報告 |
|---|---|
| 2025 年 12 月 | 31.9 件 |
| 2026 年 3 月 | 24.2 件 |
| 2026 年 1 月 | 23.4 件 |
| 2025 年 10 月 | 22.8 件 |
| 2026 年 4 月 | 22.7 件 |
| 2026 年 7 月 | 22.2 件 |
| 2026 年 9 月 | 21.4 件 |
| 2026 年 8 月 | 20.7 件 |
| 2025 年 9 月 | 20.6 件 |
| 2025 年 11 月 | 18.9 件 |
| 2026 年 2 月 | 18.7 件 |
| 2026 年 6 月 | 18.6 件 |
| 2026 年 5 月 | 17.8 件 |
12 月は別格で、飛び抜けた 1 か月になっています。ただしその下は団子で、2 位から 9 位までの 8 か月は 20 件台に固まっている。最も少ない 5 月 17.8 件と 2 位の 3 月 24.2 件の差は 6.4 件しかありません。月を選ぶより、1 日の中の時間帯を選ぶほうが差は大きい。
12 月に伸びるのは繁華街。中央区は平均の約 2 倍
どこが伸びるのかをエリア別に見ました。各エリアの 12 月を、そのエリアの月平均で割った値です。
| エリア | 12 月 | 月平均 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 中央区 | 62 | 26.6 | 2.33 |
| 中野・杉並 | 29 | 14.4 | 2.02 |
| 渋谷 | 50 | 24.9 | 2.01 |
| 六本木 | 44 | 23.8 | 1.85 |
| 浅草 | 55 | 30.0 | 1.83 |
| 足立・葛飾 | 23 | 13.1 | 1.76 |
| 新宿駅 | 134 | 76.6 | 1.75 |
上位が飲み屋のある街で埋まりました。銀座を含む中央区が最も伸び、中野・杉並、渋谷、浅草と続きます。忘年会の街です。 一方でオフィス中心のエリアは伸び幅が小さい。12 月の東京は、街によって別の動きをしています。
静かな月は 4 つ。5・6・2・11 月が 1 日 17.8〜18.9 件で並ぶ
少ない順に 5 月 17.8 件、6 月 18.6 件、2 月 18.7 件、11 月 18.9 件。この 4 つはほぼ同じです。年度末の 3 月に 24.2 件まで上がり、4 月 22.7 件、5 月 17.8 件と下げていきます。エリアごとの月別の動きは、中央区や渋谷などのエリアのページで見られます。
保証が切れた 2 年目に、この波を受ける
1 年目は給与保証が下支えするので、この波の影響は小さい。日本交通は入社から 12 か月、月 35〜40 万円。大和自動車交通は隔勤(23 区・武蔵野市・三鷹市)で乗務開始後 12 か月、月 30〜35 万円を保証すると、それぞれ募集ページに書いています。効くのは 2 年目。 売上がそのまま収入になる歩合制で、12 月だけが跳ねる。5 月に「自分は向いていない」と判断するのは早い。12 月に「毎月これならいける」と考えるのも早い。月単位ではなく年単位で見るのがいい。
保証の期間と、保証が切れたあとの閑散期の新人の売上。この 2 つを会社ごとに並べれば、2 年目の波の大きさが見えます。聞く質問の全体は東京のタクシー会社の選び方に 8 つにまとめました。 保証の中身と起算日は給与保証の仕組みに、エリアごとの時間の山は東京の夕方は 2 回あるに書きました。



